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トビヌメリ
Repomucenus beniteguri (Jordan et Snyder)
スズキ目ネズッポ科ネズッポ属

オス、神戸市西舞子海岸、2003年10月4日、16cm

 概 要

 ネズミゴチ、セトヌメリ、ヤリヌメリなど、近縁の種が多く、また雌雄で背鰭の形や斑紋などが異なっており、同定は困難です。釣り人には、他のネズミゴチ類と区別されずに、関西ではテンコチと呼ばれていますが、他にガッチョ、ノドクサリ、ネズッポなどいろいろな呼び名があります。
 全長は約20cm。
 似た種としてはセトヌメリがありますが、本種ではオスの尻ビレに黒褐色の縞模様があること、メスの腹部下方の円い斑紋が小さいことにより区別できます。

 沿岸の浅い砂底に棲み、ゴカイなどの小型底生動物を食べています。

 キス釣りの外道で、体表にヌメリが多いため嫌われますが、淡白な白身で天麩羅にすると美味です。

 釣り方

 通常は投げ釣りでキスを狙っていると、外道として釣れます。餌は青イソメ、石ゴカイなど。

 神戸周辺では、キスと同様に主に西部、砂浜のある須磨、塩屋、西舞子、林崎などで釣れます。

 記 録

 神戸市西舞子海岸、2003年10月4日、12〜16cm、4尾、投げ釣り/石ゴカイ

 料 理

 天麩羅など

テンコチの天麩羅
 まず塩でヌメリを落とし、頭と胸鰭を切り落とし、内臓を取り除きます。背骨の両脇に包丁を入れ、尾鰭の近くだけ残して中骨を切り分け、尾鰭の近くから切り落とします。すると左右の肉が松葉のような形で残るので、衣を付けて揚げます。

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トビヌメリ 2003年11月4日 記

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