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ウロハゼ
Glossogobius olivaceus (Temminck et Schlegel)
スズキ目ハゼ科ウロハゼ属

 大阪市淀川河口右岸、2003年9月22日、12cm

 概 要

 体色や斑紋には若干の変異がありますが、後頭部に黒色の小点があるのが特徴。全長は約20cm。

 河口などの汽水域の砂泥底に生息していますが、マハゼと違い淡水域に遡上することはほとんどありません。動物食で、ゴカイや甲殻類などを捕食します。


ハゼの外道
 マハゼを狙っていると一緒に釣れてくる魚で、通常外道とされますが、区別されずに持ち帰って食べられることも多いと思われます。また、釣りでは専門に狙われることはありませんが、地域によっては壷を用いて漁獲、利用されているようです。

 マハゼとウロハゼが同時に釣れたので、同じように煮付けにして食べ比べてみることにしました。その結果、マハゼのほうがやや身が滑らかな印象を受けましたが、ウロハゼのほうも淡白な白身で十分に食用に値すると思われます。ただし、ウロハゼが1匹しかいなかったので、種の特徴なのかはわかりません。

 釣り方

 河口域でマハゼを狙っていると時々外道として釣れます。釣り方としては投げ(チョイ投げ)またはウキ釣り仕掛けで、餌は水ゴカイ、石ゴカイ、青イソメなど。

 神戸周辺では、河口周辺の汽水域で釣れます。小河川でも釣れますが、釣りやすいのは、ハゼの数も多く、水深の浅い淀川、武庫川などの大河川の河口部です。

 記 録

 大阪市淀川河口右岸、2003年9月22日、12cm、1尾、チョイ投げ/石ゴカイ
 神戸市都賀川河口、2004年10月15日、16cm、1尾、浮き釣り/青イソメ

 料 理

 マハゼ同様に天麩羅、焼き物、煮付けなど色々な料理法で食べられます。

煮付け
 上がマハゼ、下がウロハゼ。

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ウロハゼ 2003年10月15日 記

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