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ウミタナゴ
Ditrema temmincki Bleeker
スズキ目ウミタナゴ科ウミタナゴ属

 神戸市立須磨海釣り公園、2003年10月17日、25cm

 概 要

 沿岸の岩礁帯に生息、甲殻類やゴカイ類などを捕食します。最大で30cmほどになります。
 本種には色彩に変異があり、赤みを帯びた「アカタナゴ型」と、黒っぽい「マタナゴ型」(上の写真)の2型に大きく分けられるといわれています。この2型は、別種であるという説もありますが、現在は同種の変異と考えられています。また、同属で現在別種とされているアオタナゴと同種であるという説もあり、分類学的な再検討が必要と考えられています。

 本種は胎生で、仔魚は孵化した後も母親の胎内で栄養をもらって成長した後に出産されます。

 釣り方

 関東では釣魚として人気があるようですが、関西では狙って釣ることは難しく、ほとんど狙われることはありません。ウキ釣りや探り釣りの外道として釣れる程度です。
 地方によってはウキ釣りで狙われ、関西でサヨリを釣るのに使うようなシモリウキを使うこともあるそうです。

 神戸周辺では、通常釣り対象とされないので情報がほとんどありません。
 須磨の海釣り公園で釣れています。

 記 録

 神戸市立須磨海釣り公園、2003年6月22日、26cm、1尾、ズボ釣り/青イソメ
 神戸市立須磨海釣り公園、2003年10月17日、25cm、1尾、落とし込み/石ゴカイ
 和歌山県古座町伊串漁港、2004年9月25日、10cm、5尾、探り釣り/オキアミ

 料 理

 塩焼きなど。
 胎生の魚であるため、地方により妊婦に食べさせるとよいとされる場合と、逆に逆子を産むからよくないとされる場合があります。

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ウミタナゴ 2005年1月1日 記

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