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メバル(A型)
Sebastes inermis Cuvier (type A)
カサゴ目フサカサゴ科メバル属

明石市明石新波止、2004年12月19日、11cm

 概 要

 カサゴ、アイナメとならぶ代表的な根魚。沿岸の岩礁帯や藻場、防波堤の周辺などに群れで生活しており、エビなどの甲殻類や小魚を捕食します。夜行性で昼間は底にいますが、夜になると中層から表層近くまで上昇してきます。大きさは最大で30cm程度。

 最近の研究により、メバルとされていた種には3種が含まれていることが明らかになりました。
 神戸周辺ではC型が多く、次いでA型が釣れます。B型は瀬戸内海では少ないようです。
 外見で見ると、A型はヒレが赤みを帯び、体は白っぽく赤茶色のブチがあるものが多いようですが、個体や地方により変異があり、厳密にはヒレの条数で見分けるのが確実なようです。

 釣り方

(以下、特に指定のない限り3種のメバル全般について述べています)
 通常ウキ釣りや探り釣り、穴釣りで狙います。メバル用の胴突やウキ釣り仕掛けも市販されています。また、ソフトルアーや小型ミノーなどのルアーで狙うこともあります。
 昼間は底近くや穴の中などにいますが、夜になると餌を求めて活発に活動し、中層から時に表層まで上がって来ます。また、「メバル凪」という言葉があるように、波のない穏やかな日によく釣れるようです。
 餌はシラサエビ、ブツエビ、シラウオなど生き餌が好まれます。また、店によっては、春の一時期のみ、メバル用の餌として生きたイカナゴを売っています。青イソメ、石ゴカイなど虫餌でも釣れます。
 他に、須磨海釣り公園などでは冬から春を中心に「メバルサビキ」という釣り方があります。常連の人はハゲ皮などを使った自作のサビキを使っているようですが、市販の船釣り用メバルサビキでも構いません。これに10号程度のオモリを付け、チョイ投げの要領で投入。根掛かりも結構ありますが、誘いを掛けながら探っていくと餌なしでもメバルが釣れます。

 神戸周辺では、須磨、平磯の海釣り公園をはじめ、各地で釣れています。
 3型で分けると、A型は神戸市垂水漁港、明石市明石新波止で釣れています。
 垂水漁港ではA・Cの2型が釣れており、棲み分けているというわけではないようです。

 一般に春告魚といわれ春の釣り物とされますが、神戸周辺では秋から釣れ始め、冬の間の数少ない釣り対象魚となります。海釣り公園など、場所によってはほぼ1年中釣れるようです。

 記 録

 神戸市垂水漁港、2004年11月20日、8cm、1尾、探り釣り/青イソメ
 明石市明石新波止、2004年12月19日、11cm、2尾、探り釣り/青イソメ

 料 理

 煮付け、唐揚げ、刺身など。

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メバル(A型) 2005年1月23日 記

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