目 次 分類順 戻 る

マハゼ
Acanthogobius flavimanus (Temminck et Schlegel)
スズキ目ハゼ科マハゼ属

 神戸市垂水漁港、2004年11月13日、18cm

 概 要

 体の下面にある独特の青白い光沢と、尾びれにある矢羽根状の斑紋が特徴。

 河口などの汽水域の砂泥底に生息し、ときに淡水域に遡上することもあります。雑食性でゴカイ類や甲殻類のほか、小魚や藻類を食べます。

 20cm以上とハゼの中では大型になる種で、小型種が多く外道扱いされがちなハゼ科の中で数少ない釣りの対象とされる種です。目の前にある餌に簡単に食い付くため、釣りやすく初心者やファミリーフィッシング向けの魚です。
 マハゼは、ボラなどとは対照的に水質の悪いところでも身に臭みがほとんど移りません。

 釣り方

 通常は投げ釣りもしくはウキ釣りで狙います。投げはチョイ投げで可。満潮時には岸近くに寄ってきて、潮が引くとやや深いところに移動します。
 餌は水ゴカイが最適とされますが、弱く日持ちしないため置いている餌屋は限られます。水ゴカイは、淀川などの大河川では大きな石の下にいたり、水際を泳いでいたりするのをよく見かけます。水ゴカイが入手できなくても石ゴカイや青イソメで十分に釣れます。

 神戸周辺では、河口周辺の汽水域を中心に、漁港内などでも釣れます。小河川でも釣れますが、釣りやすいのは、ハゼの数も多く、水深の浅い淀川、武庫川などの大河川の河口部です。淀川では毎年秋にハゼ釣り大会が開かれています。

 釣期は岸近くの浅いところに移動してくる夏から秋。水温が下がると深いところに移動し釣りにくくなります。

 記 録

 大阪市淀川河口右岸、2003年9月22日、12〜14cm、5尾、チョイ投げ/石ゴカイ
 兵庫県播磨町播磨新島、2003年12月23日、14cm、1尾、投げ釣り/青イソメ
 神戸市垂水漁港、2004年11月13日、18cm、1尾、チョイ投げ/青イソメ
 明石市明石新波止、2004年12月19日、20cm、1尾、投げ釣り/青イソメ

 料 理

 天麩羅が有名ですが、刺身、焼き物、煮付け、甘露煮、唐揚げなど色々な料理法があります。

煮付け
 上がマハゼ、下がウロハゼ

目 次 分類順 戻 る

マハゼ 2005年1月1日 記

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送