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マアジ
Trachurus japonicus (Temminck et Schlegel)
スズキ目アジ科マアジ属

 淡路島岩屋「道の駅あわじ」、2003年8月10日、13cm

 概 要

 体の後半にある「ぜいご」または「ぜんご」とよばれる固い鱗(専門用語では稜鱗/りょうりん)が特徴です。マアジでは、この稜鱗が後半ほどとがっていないものの体の前方まで続いており、よく似たマルアジなどと区別することができます。

 最大で40cmほどまで成長しますが、波止から釣れるのはせいぜい20cm程度の小アジまで。それ以上は主に船釣りの対象となります。小アジまではプランクトン食性でサビキ釣りの対象となりますが、大きくなるとイワシなどの小魚やイカなどを食べるようになります。


 初めてアジを釣ったのは本格的に釣りを始めて2回目、まだ何も知らなかったころの話。胴突き仕掛けにオキアミだけを付け、誘いもせずにただひたすら魚が掛かるのを待つ、というどうしようもない釣り方にようやく1匹だけ掛かってきてくれました。

 釣り方

 豆アジから小アジはサビキ釣りの対象となります。撒き餌としてアミエビを使いますが、ときに喰いが立っているときなどは、サビキ仕掛けにオモリだけ付けて投入しても喰い付いてくることがあります。こういうときには餌取りと化し、他魚狙いのウキ釣りやフカセ釣り、ときには投げ釣りの仕掛けにまで喰い付いてきて釣りにならないことがあります。
 またウキ釣りでアジを専門に狙うこともあります。
 時間帯は、夏には日中にも釣れますが、秋が深まるにつれて朝夕にしかつれなくなります。場所と時期によっては夜にも釣れることがあります。

 神戸周辺でも、群れさえ回ってくればたいていの釣り場で釣れます。
 私が釣ったことがあるのが、東から順に灘区都賀川河口、ポートアイランド北公園、須磨海釣り公園、塩屋漁港、平磯海釣り公園です。その他、尼崎市立魚釣り公園、南芦屋浜ベランダ、兵庫突堤、垂水漁港、アジュール舞子、大蔵海岸、明石新波止でも人が釣っているのを目撃したり、釣れたという情報を得たりしています。また、淡路島でも各地で釣れています。

 釣期は初夏から晩秋までですが、場所により差があります。初夏には西の方、明石、垂水、須磨などから釣れ始め、徐々に東の方でも釣れるようになります。逆に秋には西から釣れなくなります。

 記 録

 神戸市ポートアイランド北公園、2002年10月13日、12cm、1尾、胴突/サシアミ
 神戸市都賀川河口、2002年11月9日、15cm、2尾、サビキ/アミエビ
 神戸市立須磨海釣り公園、2002年12月14日、12〜15cm、5尾、サビキ/アミエビ
 神戸市立平磯海釣り公園、2003年6月15日、10cm、1尾、サビキ/アミエビ
 淡路島翼港、2003年6月29日、7〜10cm、66尾、サビキ/撒き餌なし
   (一部のみ)

 料 理

 料理法は多く、塩焼き、揚げ物、南蛮漬け、干物、ムニエルなどの他、大型のものなら新鮮なうちは刺身でも食べられます。

南蛮漬け
 内臓とぜいごを取り除き、片栗粉をまぶして油で揚げ、酢に漬ける。

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マアジ 2003年11月15日 記

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