カタクチイワシ
Engraulis japonicus Temminck et Schlegel
ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属
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神戸市塩屋漁港、2005年1月2日、8cm |
概 要口が大きくて下あごが短く、まるで口が片方に寄っているように見えることがら、「片口鰯」の名が付けられました。沿岸から沖合いの表層を群れをなして回遊し、動物プランクトンを摂食します。体長は最大で15cm程度。マイワシやウルメイワシより一回り小さくなります。 釣りの対象となる「イワシ」は、カタクチイワシの他にマイワシ、ウルメイワシがありますが、この2種はニシン科に属し、カタクチイワシ科の本種とは分類学的にかなりかけ離れています。通常神戸周辺で釣れる「イワシ」の多くはこのカタクチイワシです。ウルメイワシは時々釣れる程度、マイワシはほとんど釣れません。 釣り方アミエビを撒き餌にサビキ釣りで狙います。プランクトン食性の小型種であり、それ以外ではほとんど釣れません。神戸周辺でサビキ釣りをしていると、通常マアジがもっとも普通に釣れ、その次によく釣れるのがカタクチイワシです。
神戸周辺でも、群れさえ回ってくればたいていの釣り場で釣れます。 釣期は初夏から晩秋までですが、場所により差があります。初夏には西の方、明石、垂水、須磨などから釣れ始め、徐々に東の方でも釣れるようになります。逆に秋には西から釣れなくなり、尼崎あたりでは初冬まで釣れます。 記 録主な記録尼崎市立魚つり公園、2002年11月2日、8〜13cm、13尾、サビキ/アミエビ 神戸市都賀川河口、2002年11月9日、10cm前後、13尾、サビキ/アミエビ 神戸市立須磨海釣り公園、2003年7月5日、7〜15cm、33尾、サビキ 料 理マイワシとほぼ同じで、刺身、煮付け、塩焼き、酢漬けなど。ただし、生食の場合アニサキスが寄生している可能性があるので注意が必要です。ちなみに、煮干、シラス干し、畳イワシの材料になるのはこのカタクチイワシです。 |
カタクチイワシ 2005年1月2日 記
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