概　要

　メバル、アイナメと並ぶ代表的な根魚で、関西などでは「ガシラ」と呼ばれます。これは、頭でっかちに見える魚なので頭（かしら）がなまったものといわれています。

　沿岸の岩礁域の海底に生息し、小魚や甲殻類などを捕食します。最大で30cmほどになりますが、地続きの波止では20cm前後までのものが多くなります。なお、沖釣りで釣れる50cm近くになるものは、昔は同じカサゴと考えられていましたが、現在はウッカリカサゴという名の別種とされています。

　釣り方

　探り釣り、投げ釣り、穴釣り、ズボ釣りなどで釣れます。また、ソフトルアーなどで狙うこともあります。
　餌は青イソメ、石ゴカイ、マムシなど各種虫餌、シラサエビ、オキアミ、魚の切り身など何でも釣れます。

　神戸周辺の防波堤の周りにはたいてい多くの捨石が入っているので、広い範囲で釣れる可能性があります。私が釣ったことがあるのは神戸市六甲アイランド南公園、都賀川河口、ポートアイランド北公園、須磨海釣り公園、アジュール舞子、明石市大蔵海岸、明石新波止です。神戸市塩屋漁港、平磯海釣り公園でも情報があります。特に須磨以西でよく釣れるようですが、釣り人が多いためか、20cmを超えるものはなかなか釣れません。
　また、沖防波堤になりますが、和田防の穴釣りのガシラは有名です。

　ほぼ一年中釣れますが、一般的には釣り物の少なくなる冬に狙われることが多くなります。

　記　録

　料　理