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イトフエフキ
Lethrinus genivittatus Valenciennes
スズキ目フエフキダイ科フエフキダイ属

 神戸市垂水漁港、2004年10月11日、8cm(幼魚)

 概 要

 釣り人にタマミと呼ばれるフエフキダイの仲間。釣り人が狙う大物は通常ハマフエフキで、本種はフエフキダイの中では小型で大きくとも25cmほどにしかなりません。

 本種の特徴として、胸ビレの上方に暗色斑があること、腹側に網目状の斑紋があるころ、背ビレの第2棘が長く伸びることなどが挙げられます。しかし、斑紋には変異があり、また背ビレの棘についても、折れて短くなっていたり、また幼魚のうちは他の棘も伸びていたりするので、わかりにくいことがあります。

 沿岸の岩礁域、砂底などに生息、甲殻類や小魚などを食べています。

 釣り方

 本種を含めフエフキダイの仲間は、神戸周辺など瀬戸内海ではほとんど釣れません。おもに和歌山県など太平洋岸で釣れます。
 しかしイトフエフキはフエフキダイの中では比較的北の方、中部地方にまで分布しており、瀬戸内海や日本海にもいるようですが、やはり数は少ないようでなかなか釣れません。一度だけ垂水漁港で幼魚を釣ったことがあります。
 小型種である本種は、通常磯釣りの外道として釣れる程度です。

 記 録

 和歌山県日高町阿尾漁港、2003年8月17日、14cm、1尾、探り釣り/石ゴカイ
 和歌山県御坊市天神崎、2004年9月24日、16cm、1尾、探り釣り/石ゴカイ
 神戸市垂水漁港、2004年10月11日、8cm、1尾、探り釣り/オキアミ

 料 理

 塩焼きなど。
 ただし、内臓に臭みがあるので、調理時には注意が必要です。

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イトフエフキ 2003年11月19日 記

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