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アイナメ
Hexagrammos otakii Jordan et Starks
カサゴ目アイナメ科アイナメ属

 神戸市都賀川河口、2003年3月2日、31cm

 概 要

 カサゴ、メバルと並ぶ代表的な根魚の一種。一般には「アブラメ」と呼ばれています。
 沿岸の岩礁帯に生息、雑食性で、甲殻類、ゴカイ類、貝類、小魚、海藻など色々なものを食べます。

 最大で50cmを超えますが、大型は東北地方以北に多く、関西では大きくとも40cmほどです。また、北日本に行くと他にもウサギアイナメのような大型になる近縁種がいます。ホッケもアイナメ科の魚です。
 しかし、関西ではアイナメともう一種、小型のクジメがいるくらいです。この2種の区別点については、クジメの項を参照して下さい。

 大型をを釣り人はポン級と呼んでいます。ただしその定義は人や本により、30cm以上・35cm以上・40cm以上と差があります。また、ポン級にわずかに足りないものを泣きポン級と呼ぶこともあります。


はじめての大物
 2003年3月2日、その日も都賀川河口はボラの大群でごったがえしていました。
 私はこの河口に、夕マヅメの時合を狙って昼過ぎから釣行しました。まだ初心者だった私は、特に目的など考えず、この時期何が釣れるか調べてみる、位の気持ちで行きました。

 途中シラサエビを買いに近くの釣具屋へ。しかし売り切れのため代わりにやや大粒の地エビを買いました。
 河口の奥や角の良さそうなポイントは先客があって入れず、沖向きの人が少ないところを釣り座としました。
 ウキ釣りはボラに邪魔されてアタリがわからず、ブッコミに切り替え、仕掛けを底に投入しました。

 しばらくするとブッコミのほうにアタリがあり、どうせボラだろうと思って引き上げてみると写真のアイナメが掛かっていました。

 というわけで色々と偶然というかビギナーズラックが重なって釣れた大物ですが、それから半年以上が過ぎた2003年10月現在でも、これが私の最長寸記録(ボラは除く)です。30cmを越える魚はまだアイナメとボラしか釣ったことがありません。
 一つの原因は、サイズや数よりも色々な種を釣りたがる私の趣味のせいかも知れません。

 釣り方

 投げ釣り、ウキ釣り、探り釣り、ズボ釣り、穴釣りのほか、アイナメ専門の釣り方としてブラクリ釣りがあります。餌は青イソメ、マムシなどの虫餌のほか、生きエビ、魚の切り身などが使われます。

 神戸周辺でも、各地で狙えます。須磨・平磯の海釣り公園を始め、西は塩屋漁港、垂水漁港、舞子、大蔵海岸、明石、東は西宮浜、芦屋浜、六甲アイランド、都賀川河口、ポートアイランドなどで釣れています。
 他に淡路でも各地で釣れるほか、神戸では和田防、七防などの沖防波堤でもよく釣れるようです。

 釣期は通常秋から春まで、魚の少ない冬の貴重な釣り物です。場所によってはほぼ一年中釣れます。春から初夏にかけて、10cm前後の新子が釣れることがあります。

 記 録

 神戸市都賀川河口、2003年3月2日、31cm、1尾、ブッコミ釣り/地エビ
 神戸市六甲アイランド南公園、2003年6月1日、13cm、1尾、ズボ釣り/シラサエビ

 料 理

 刺身、焼き物、唐揚げ、煮付け、鍋物など。

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アイナメ 2004年12月29日 記

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